こんにちは。
これまで世界のドメインをいろいろ紹介してきましたが、これからはドメインの仕組みなどなどについても少しずつ紹介していこうと思います!
それでは突然ですが質問です。
あなたのドメインの管理業者とレンタルサーバーの契約先は同じでしょうか?
たいてい、ドメインの取得・管理先とサーバーの契約先が同じという方が多いと思います。なので、ドメインとレンタルサーバーの関係を勘違いしてしまうことがよくあります。しかし、ドメインとサーバーはそれぞれ所有者が違います。
サーバーは、レンタルサーバー会社の所有物です。
では、ドメインは誰が所有しているものでしょう。
正解は、そのドメインを取得したあなたの所有物になります。ドメイン管理業者は、ドメインの「管理」を、あなたに代わって行っている、いわばドメインの保育園・幼稚園みたいな感じなのです。
では、"ドメインの管理"とは具体的にどのようなことを行っているのでしょうか。
まず、ドメインには、"有効期限"というものがあります。
「ドメインは一度取得すれば、ずうっと自分のもの」と思いがちですが、実際には料金を払った期間(=有効期限)だけを利用しています。ずうっと自分のものにしておくには、「ドメインの更新」という作業を行い、更新費用を支払わなければなりません。
ドメイン管理業者は主に、ドメインがずうっと使えるように、ドメインの更新日を事前に知らせたり、「更新作業」を行ったりしています。
更新のお知らせは、メールで通知されます。もし、この更新のお知らせメールを見逃してしまうと、有効期限切れでドメインが失効してしまうかもしれません。ですので、契約する際のメールアドレスは、毎日必ず確認するアドレスに設定しておくようにしましょう。
でも、万が一有効期限が切れてしまっても、一定期間までなら救済措置があります。ドメイン名やドメイン取得業者(レジストラ)によりますが、20~50日の間で猶予期間が設けられています。自分のドメインの猶予期間がどのくらいか心配になった方は、ネットで自分のドメインの猶予期間を調べてみても良いですし、また、ご利用中のレンタルサーバーに質問してみてもいいでしょう。
この猶予期間も過ぎてしまうと レジストリ(レジストラのボスのような存在)から一度削除されるので、登録可能になるまで待たなければなりません。しかも、ドメインは先に取得したもの勝ちなので、また同じドメインが取得できるとも限りません。
ですので、大切なドメインの更新日は、ドメイン管理業者からのメールだけに頼らず、よく見えるところのカレンダーやスケジュール帳に書いておくのが良いでしょう。
インターネット環境のこととはいえども、ローカルでの通知環境を整えておく事が重要なのです。
ちなみにドメイン有効期限の方は、ネットで簡単に調べることができます。
ドメイン管理業者が提供するWhoisというサイトで自分のドメインの有効期間を確認できるのです。ぜひ一度試してみて下さいね。
■Whois Gateway
http://whois.prove-wsc.com/index.html